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住宅用の太陽光発電システムのメンテナンスをお忘れなく!
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不具合でも起きない限り、うっかり忘れてしまいがちな住宅用太陽光発電のメンテナンス。実は2017年4月のFIT法改訂を機に、10kW未満の住宅用太陽光発電は保守点検が義務化されています。
これを怠った場合は罰則対象となり、FIT(固定価格買取制度)認定が取り消され、売電できなくなる可能性もあるため、改めて注意が必要です。
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[ メンテナンスの頻度 ]
※初回は設置後1年目
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[ メンテナンスの箇所と内容 ]
※パネル洗浄は必須ではありません
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パネルや周辺設備の劣化により…こんな可能性もあります
■災害や気候による影響
・大雨 ・落雷 ・強風 ・積雪 ・湿度 ・極端な気温差
■周辺の環境による影響
・金属腐食の原因となる海風、火山灰など
・風通しや土壌の特性などによる湿気
・ネズミ、虫など動物の害
・雑草や樹木、落ち葉など植物の害
設置環境・場所によって故障や不具合の発生状況、劣化の進行具合は異なります。
こまめなメンテナンスをおすすめします。
メンテナンスQ&A
ほとんどのメーカーが保証制度を設けていますが、それは不具合があった場合の対応です。保守や点検は「自己管理」が基本。個別の契約がない限り、販売会社や施工会社に主体的に点検を行う義務はありません。メンテナンスの主体はあくまで持ち主なのです。
正常に作動している場合、各メーカーが定める寿命は20年以上になっていますが、さまざまな原因で不具合が起きることは珍しくありません。定期的な点検、適切なメンテナンスが必要なのはこのためです。
一部のパネルだけの故障であれば、発電量は下がるものの発電自体は継続されるため、不具合に気づかないことも少なくありません。それに対して、パワーコンディショナーの故障であれば、発電が止まるケースが多いことが知られています。
2017年4月のFIT※法改正を機に、10kW未満の住宅用太陽光発電は保守点検が義務化されました。怠った場合は罰則対象となり、FIT認定が取り消され、売電できなくなる可能性があります。
※FIT:再生可能エネルギーの固定価格買取制度
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[まずは「目視」からでも点検を!]
安全かつ安定的に太陽光発電システムをご活用いただくために、住宅用システムでも「目視」での点検は必須です。
しかし、ご自身で屋根に上がるのはとても危険です。発電システムの専門知識を持つ私たちにご相談ください。
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