騒音・振動・粉塵を軽減。
居ながらの耐震補強工事が可能です。
 

従来の枠付き鉄骨ブレースの補強工事では、しばしば問題になっていた工事中の騒音や振動、粉塵を軽減できるのがこの工法の最大のメリットです。すでに、病院や学校、オフィスビルなどを中心に採用されています。

 

特 長



F e a t u r e
 

2種類の接合部が低公害で確実な補強を可能に。

■アンカー併用接着接合部
エポキシ樹脂による接着接合によりアンカーの本数を減らすことができ、既存躯体の目荒しが不用のため、工事中の騒音・振動を大幅に抑制。
 
■関節接合部
頭付きスタンド同士によるラップ長の確保と、割フープ筋による割裂防止で、鉄骨枠とアンカー併用接着接合部を確実に接合。開口寸法の誤差を、間接接合部で調整できるため、施工性が高く耐震補強工事に最適。

   

 

 
応 用



C h a r a c t e r i s t i c

SRC構造物の補強に最適。

接合耐力として、接着接合部の耐力が十分であれば、接着接合部のみでの補強も可能ですが、多少の不足分は小径のアンカー筋を使用することにより、内臓鉄骨に干渉せずに補強できます。

 


開口が必要な場所への補強に
有効。

下枠材を切り欠いて、下枠材同士、もしくは下枠材と縦枠材を開口プレートで繋ぐことで、開口部を設置することが可能。開口部の高さを確保するために、マンサード型とすることや、開口部位置がかたよっている場合に片流れ型とすることもできます。

 


段差の少ない開口が
可能。

下枠材を繋ぐプレートをゾロプレートとし、固定するアンカーボルトをゾロアンカーボルトにすることで、開口部の段差を少なくすることができます。
ゾロアンカーボルトは鋼棒から削り出して製作するため、頭部を含めて材質が一定。取り扱いは通常の全ねじボルトと同じです。

 

 
 

 

 

▸ 低騒音解体工事(既存壁撤去工法)

ウォールソーやウォールクラッシャーで既設壁を切断し、端部はコアボーリングで穿孔を行う工法。低騒音・低振動な施工が可能。

▸ 炭素繊維補強工事

柱・梁等の躯体に炭素繊維を巻き付けて補強することにより、地震力に対する既存部材の靱性能を向上させる工法。

▸ 鋼板巻補強工事

梁・柱等の躯体にクリアランスを設けて鋼板を巻き付け、内部のクリアランスにはエポキシ樹脂、無収縮グラウトを充填して補強する工法。

▸ 増設壁設置補強工事

既存壁を撤去し、新たにあと施工アンカーを打設して配筋を実施。周囲には割裂防止のスパイラル筋を配置。梁底よりH=200程度まで生コンクリート、上部には無収縮グラウトを打設する工法。

▸ 鉄骨ブレス補強工事

既存壁を撤去し、鉄骨ブレスを設置することで建物強度を増大させ地震力に抵抗する工法。